このブログを検索

2016-11-20

キングブレードX10 III(キンブレ3) - 第37回(竹内最強)

アンジュルム小樽公演に向けて単色キンブレことキングブレードMAX2を投入します。

単なる青色のキングブレードでは面白くも何ともありません。
特にアンジュルムは水色(室田瑞希)という強敵が居ますので、明らかに青色であることをアピール出来るように改造を施しましょう。

以前に屋外向けとして行った改造と同じような考え方でフィルムを変更したりしていきます。
(参照:キングブレードX10 III(キンブレ3) - 第23回(改造:キンブレMAX2単色キンブレ

まずは青色LEDの発光スペクトルです。
実際のキングブレードMAX2(青)を測定はしていませんが、以前測定したキングブレードX10iiと同じだろうという前提で話を進めます。
LEDの発光スペクトルは広く、また発光強度を稼ぐためかピーク波長が緑寄りになっていると考えられます。
青色のピーク波長から長い方へシフトしていくと水色からエメグリに変わっていくのはご存知の通りです。
ですので、なるべく長い波長の光をカットしましょう。




手持ちのLee Filter社のカラーフィルタから使えそうなのを探します。

セット品で購入した中の青色132 Medium Blueを見てみます。
青フィルター


青色LEDの発光スペクトルである460nm付近が割りとフラットな特性ですので光量が減るだけで色は変わらないのが目に見えています。

続いてセット品の中の紫色345 Fuchsia Pinkです。
紫フィルター


450nmより長い方が減衰する傾向ですね。
急峻なフィルタではないですが私が持っている中ではこれが使えそうです。

キングブレードX10iiの測定結果にこのフィルムの透過率をかけて計算してみましょう。
青が元の発光スペクトルで赤がフィルムの透過率を掛け算したものです。
僅かですが長い波長の側の強度が減る計算結果になりました。
キングブレードMAX2


345 Fuchsia Pinkのフィルムを円形にカットしてここに取り付けます。
接着剤はいつものセメダインBBXです。
キングブレードMAX2

*この場所に拡散フィルタを付けた話はPS以降を参照

チューブ側の方はキラキラと輝くシャイニングシート自体が青く着色されています。
これが薄い色なので取り替えてしまいましょう。
別売りの交換用チューブを用意して先程の132 Medium Blueのフィルムをカットしてチューブの中に入れます。
キラキラしたつぶつぶ感が嫌いなので253 Hampshire Frostも間に挟みます。
チューブの外周側から132 Medium Blue-253 Hampshire Frost-シャイニングシートの順番です。

キングブレードMAX2に付属したチューブとの比較がこちらです。
キングブレードMAX2


上が純正の青色チューブで下が改造品です。
この改造はMAX2の光量がX10シリーズよりも強いから出来る改造になります。X10シリーズでこの改造を行えば暗くなるだけです。

PS
LEDの発光形状を知るためにチューブを外して天井に向けて照射しました。


非常に見辛いですが12時と9時の方向に影が見えることと放射形状が段々になっていることが確認できます。
青色LEDなのでサファイアかSiC基板なのでしょうか?
黒い影はアノード、カソードの金ワイヤであると推測されます。
基板が導電性ではないので発光側にワイヤが2本かかっているのですかね。

紫色のフィルムを貼り付けた箇所に253 Hampshire Frostフィルムを使った場合の発光形状はこちらです。


影が消えて放射形状の発光が綺麗な形になりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿