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2018-03-07

キングブレードX10 III(キンブレ3) - 第43回(色が変わらない、チューニングできない対処方法編)

キングブレードX10 III(キンブレ3)をAndroidを使用してチューニングしたいのに色が変わらない、チューニングできない場合の対処方法について。


itest.5ch.netからのトラフィック増大を確認
理屈上では十分なヘッドホン出力さえあればいいのでWindows上のエミュレータでAndroidアプリを起動しようとしてるのですが一向に上手くいきません…

[2019-07-06追記]
最新型のキンブレX10-5(Bluetooth方式)対応のiPhone用アプリが公開になっています。
AndroidではX10-IIIとX10-Vは別アプリ扱いですが、iPhoneではキングブレードX10-3も操作できるように統合されているようです。
カメラ起動に関する問題もこのアプリで解決しているとのことですので、iPhoneでQRコードが読み取れない人はX10-5用アプリを試してみてはいかがでしょうか?
KING BLADE X Ver.5のiOSデバイス用APPが公開

[2019-04-27追記]
最新型のキンブレX10-5(Bluetooth方式)を購入すれば対応機種かどうかの問題も解決しますね。
キングブレードX10シリーズ(キンブレX10V) - 第55回(キングブレードX10 V購入レビュー)

[2019-02-16追記]
Huawei製のスマホでチューニングするためのテクニックを編み出しました。
第51回の連載として掲載中。
[追記終了]

[2019-02-11追記]
当ページへのアクセス解析結果から、チューニングが失敗しているかどうかの判断ができない人がいるのではないかという疑いが出てきました。
ページの一番下に赤外線LEDが点滅する様子とチューニングにかかる時間がわかる動画を追加しました。
[追記終了]

チューニングケーブルをAndroidスマホに挿して、KingBladeのカラーチューニングアプリを起動しインストールを押してもブレードリストが転送されないこと機種があると思います。
キングブレードX10-3の発売当初は対応機種がリストアップされていましたが、このリストは更新されておりません。
最近の機種は対応しているのかネット上にも情報がほとんどない状況ですよね。

まずは色が変わらない現象について基本的な解説から。

・パターン1:ヘッドフォン出力が不足しているため、チューニングケーブルの赤外線LEDが点灯しない

チューニングアプリのインストールも出来るし、インストールボタンも押せるのですが、キングブレード本体にデータが転送されないパターン。
デジカメやスマートフォンのカメラでチューニングケーブルを撮影することで確認できます。
チューニングケーブル

ヘッドフォンジャックからの出力が十分あれば、アプリでインストールボタンを押した直後からLEDが点滅し始めるのがカメラを使って見えるはずです。
上の写真のようにカメラ越しに点滅していることが分かりますが、カメラによってオレンジに見えたり赤に見えたり青に見えたり色は様々です。

これが見えない場合はAndroid機本体からのヘッドフォンの出力不足。



・パターン2:出力波形が歪んでいるかタイミングがおかしい


これはHuawei機で確認した現象です。
具体的には『MediaPad T1 7.0 LTE』です。(昨年の楽天スーパーセールで安かったw)

この機種ではカメラで確認すると赤外線は出力されているのですが、ブレードリストの転送が完了しません。
他にもHuawei製のNovaLiteも後述のヘッドフォン出力アップ方法を使ってもチューニングできませんでした。
このメーカーのものはキングブレードに非対応の可能性が高いと考えておいた方がいいかもしれません。

本題の対処方法の前にヘッドフォン出力の確認です。


基本的にはヘッドフォン出力を補ってやればいいだけだと予測できます。
まずは本当に出力不足かを別な方法で確認しましょう。

対応機種リストに載っていて実際にチューニング可能なNexus7(2012)の出力を確認します。
Nexus7
Nexus7のヘッドフォン端子から写真のようなケーブルでWindowsパソコンのマイク入力に接続します。
『HandyOscillo1.2』というソフトで波形を確認です。
Nexus7波形

これが正常に動作する時のデータ。
所謂リファレンスです。
(以前にも書いたように左右逆位相で、出力の差分でLEDを直接駆動しているように見えます)

次に『MediaPad T1 7.0 LTE』の出力。
MediaPad T1 7.0 LTE波形

出力値は十分ですが波形に違いがありますね。
チューニングケーブルのLEDは光っているけどデータは転送できないって現象と一致します。

次は同じくHuawei製の『Nova Lite』です。
Nova Lite波形

お山の高さが低くなりました。
チューニングケーブルのLEDが光らなくなったこととも一致します。

更にSHARP製の『SH-M04』です。
SH-M04波形

これもチューニングケーブルから赤外線が出てない機種です。
やはり出力が不十分。

では、チューニングできない機種でも色を変える対処方法です。

先程のケーブルを使用してスマホからWindowsパソコンのマイク入力端子に接続します。
3.5mm3極のオス-オスのケーブルです。
Windowsパソコンのヘッドフォン出力端子にはチューニングケーブルを挿しておきます。

コントロールパネルからサウンドを開きます。

録音からマイクを選択。

プロパティを押します。

『このデバイスを聴く』にチェックを入れます。

こうするとマイク入力端子からヘッドフォン端子へダイレクトに信号が出力されます。

その際、ボリュームコントロールでマイク入力やヘッドフォン出力を上げていくとWindowsパソコン自体がヘッドフォンアンプのように出力を増幅してくれる動作をしてくれます。

スマホからの直接出力ではチューニングケーブルの赤外線LEDを駆動できなくても、途中にアンプを噛ませることで赤外線LEDを光らせることができてチューニングが可能になるんです。

実際、『SH-M04』を使用してWindows経由でのチューニングに成功しています。
『SH-M04』単体ではチューニングに対応しませんでしたが、出力を増幅するだけで対応機種になりうるんですね。

おそらく、ポータブルヘッドフォンアンプなんかを使用しても同じことが可能だと思います。
ただし、出力を上げすぎるとチューニングケーブルに使用されているLEDが壊れてしまいますのでほどほどのボリュームから徐々に出力を上げていくのが良いと思います。

PS
残念ながら『Nova Lite』ではこの方法を使っても転送が完了しませんでした。
Windows機を経由して音声出力を増幅することでチューニングケーブルから赤外線が出ていることは確認できましたので、元々の出力波形に何らかの異常ありと思っています。
Huawei製のスマホはコストパフォマンスが良くていいのですが、キングブレードアプリへの対応では☓のようです。

PS2
ちなみに、上記オシロスコープソフトで見る限りはスマホ上でのボリューム調整は効き目がないようです。
ボリュームを弄っても出力は一定。

[2018-07-06追記]
NovaLite2買いました。
この機種は単体でもチューニングケーブルのLEDは光ります。ヘッドホンアンプの出力が大きめなのでしょう。
また、個別のカラーチューニングではリアルタイムで色が変化しますので動作します。
しかし、ブレードリストの転送をすると終了のコマンドが送れずにフリーズします。
オシロスコープソフトで見ているとHuawei機だけ最後の一波形が他と違うのが確認できますので、この機種はあと一歩のところでNGのようです。
2019-02-16に解決方法を第51回に掲載しました。

[2019-02-11追記]
実際にチューニングした時の時間や、チューニングケーブル側の赤外線LEDの発光がわかる動画を撮影しました。
5人分と13人分でブレードリストの転送にかかる時間に差があることも動画から確認できると思います。
LEDの点滅は非常に見づらいと思うので目を凝らして確認して下さい。


実際に「こぶしファクトリー」のブレードリストを転送した時の様子です。
インストールボタンを押してからチューニングが完了するまでわずか数秒であることがわかります。


次に「モーニング娘。’18」のブレードリストを転送した時の様子です。
チューニングが完了するまでの時間が先程のものより数秒伸びているのがわかると思います。


PS3
キングブレード+チューニング+時間での検索によるアクセスが頻繁にあることからの追記でした。
何か困っていることに対しての回答として役に立っていると良いのですが…

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